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『鬼畜』(2017年12月) あらすじ&ネタバレ 松本清張 禁断の問題作!! 玉木宏,常盤貴子,木村多江 出演

ドラマ『松本清張「鬼畜」』のあらすじ、ネタバレ、見逃し、作品データまとめ。松本清張 禁断の問題作!! キャストは玉木宏,常盤貴子,木村多江,余貴美子,南岐佐,稲谷実恩,今中陸人,前田亜季,近藤芳正,羽場裕一,平泉成,橋爪功,柳葉敏郎 他。過去に竹中保夫,竹中春江を映画版(1978年)岩下志麻,緒形拳、テレビ版(2002年)ビートたけし,黒木瞳が演じている。

作品の評価:

玉木宏さん出演ドラマ『松本清張「鬼畜」』のあらすじ、ネタバレ、見逃し、作品データまとめです。

『鬼畜』(2017年12月) あらすじ&ネタバレ 松本清張 禁断の問題作!! 玉木宏,常盤貴子,木村多江 出演

松本清張『鬼畜』(テレ朝ドラマスペシャル 2017年12月)

テレビ朝日・ドラマスペシャルで2017年12月24日(日)に放送。

『松本清張「鬼畜」』について

松本清張の短編小説が原作のドラマ。実父が、妻のために、愛人との間に出来た我が子を一人ずつ処分していく!! 松本清張 禁断の問題作とも言われたミステリー作品です。過去にも、1978年に松竹で映画化、2002年にテレビドラマ化している。

本作は実話に基づいた再フィクション物語で、検事の河井信太郎から聞いた話がベースになっており、著者による話のメモが残されている。

作品データ

タイトル 松本清張「鬼畜」
放送時間 (138分)
出演 玉木宏,常盤貴子,木村多江,余貴美子,南岐佐,稲谷実恩,今中陸人,前田亜季,近藤芳正,羽場裕一,平泉成,橋爪功,柳葉敏郎 他

放送歴

年月日 放送局・番組 視聴率
2017年12月24日(日) 21:00 ~ 23:18 テレビ朝日・ドラマスペシャル ****%

予告動画(トレーラー)

https://www.youtube.com/embed/J9wO82UJFpk

あらすじ

昭和51年、東京の下町が舞台。

竹中宗吉(玉木宏)は、働き者の妻・梅子(常盤貴子)と共に小さな印刷会社を営んでいた。大手の印刷会社の下請けだったが、新型の印刷機を導入したばかりで、景気はよかった。

ところが、隣の食堂から火が出て、印刷所はあっけなく燃え落ちてしまった。そんな緊急事態なのに、印刷ブローカーとの接待とやらで出かけた宗吉とはまったく連絡が取れない。実はそのとき、宗吉は愛人・山田菊代(木村多江)のもとにいた。宗吉は6年前・菊代が料亭の中居をしていた頃から親密な関係になり、3人の子どもももうけていた…。

火災から2年後――。

宗吉と梅子はわずかな保険金を元手に、別の土地に印刷会社を開いたものの、経営は苦しくなるばかりで、菊代に仕送りができなくなる。

生活費を一切もらえなくなり、業を煮やした菊代は宗吉の家を襲撃、梅子と初めて顔を合わせる。菊代は煮え切らない宗吉の態度、自分を見下す梅子に怒りを露わにし、子どもたちを置いて姿を消してしまう。

宗吉はやむなく3人の子どもを引き取るが、子どもたちに憎悪を向ける梅子は、自分は一切、子育てはしないと宣言した。

注目と見どころ

・竹中宗吉(玉木宏)のダメっぷり
・竹中梅子(常盤貴子)の怖さ
・子役たちの演技
・ドラマで演出する昭和感
・ラストシーン

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登場人物

登場人物 キャスト
竹中宗吉(たけなか そうきち) 印刷職人。元来は、気が弱くて心やさしい人物 玉木宏
竹中梅子(たけなか うめこ) 宗吉の妻。宗吉のためにと昼夜を問わず働き、事業の成功を支えてきた。仕事にしか興味がなく、気の弱い宗吉のことをみくびっており、愛人の存在など夢にも思っていなかった 常盤貴子
山田菊代(やまだ きくよ) 宗吉の愛人。料亭で働いていたときに宗吉と知り合い、関係を持つ。妊娠によって仕事を辞めてからは宗吉によって養われるようになり、3人の子どもをもうけた 木村多江
野田和子(のだ かずこ) 所轄署の防犯課少年係の警察官(巡査長)。いち早く宗吉と梅子に疑惑を抱き、内偵を申し出る 余貴美子
山田利一(やまだ りいち) 菊代の長男。7歳。自分たちを捨てた母・菊代を嫌い、やさしい父・宗吉に懐く。聡明な少年で、いなくなった妹・良子の身を案じ、一途に父を思う。 南岐佐
(子役)
山田良子(やまだ よしこ) 菊代の長女。4歳。天真爛漫な性格 稲谷実恩
(子役)
山田庄二(やまだ しょうじ) 菊代の次男。2歳。母・菊代が姿を消してすぐ、腸カタルで命を落とす 今中陸人
(子役)
中丸 静岡県警伊豆警察署の刑事。 前田亜季
高橋 静岡県警伊豆警察署の刑事。 近藤芳正
田口辰夫(たぐち たつお) 宗吉が営む『竹中印刷』の職人。宗吉と梅子を疑いの目で見つめ、ある行動を起こす 羽場裕一
広瀬 所轄署の刑事課長。和子たちに、宗吉・梅子夫婦の捜査を命じる 平泉成
原田道夫(はらだ みちお) 所轄署の刑事課刑事(警部補)。和子と共に、宗吉たちの動きを監視する 柳葉敏郎
加藤 庄二の死を見届けた医師 橋爪功

ネタバレ

菊代が出ていってから、20日後が経過。
2歳の次男・庄二は、腸カタルで死んだ。貧弱していた時に、医者に見せていたが、数日後、宗吉が医者へ連れて行くも、そのときには死んでいた。梅子が無理やりご飯を食べさせての窒息死と疑われた。そして、4歳の長女・良子が行方不明となっていた。

ある通報により、警察は、竹中印刷を疑いはじめる。それと同時期に、宗吉は警察へ、愛人の菊代が連れて行った可能性が高いと言い、良子の捜索願いを出した。後に、通報は、竹中印刷で働く田口からのものであった。梅子が子供たちに対して怖いので、おそらく事件性があると判断したからである。

実は、良子は宗吉と遊園地へ行き、置き去りにされたのである。良子は死んだのか? 親の名前、住所なども知らない良子は、もどって来ないと確信していた宗吉である。その頃、良子は無事に保護されて孤児院にいた。

警察は、総勢で宗吉・梅子夫婦をマークしはじめるが、広瀬刑事課長がダメな感じで、あまり手際よく捜査出来ていない感じではある。

警察は、菊代の居場所をつきとめる。菊代は以前のように料亭で働いていた。良子は一緒にいなかった。あんあ男の子供かと思うと、愛情がなくなったと言う。庄二の死も悲しまず、良子の行方も気にしない。そして、すでに別の男がいた。一ヶ月くらいしか経過していないのに…(ここで思うのであるが、宗吉がいない留守に…子供たちは、宗吉の子供なのだろうか?)

梅子は、宗吉に言う、庄二は、梅子が寝ている時にビニールシートを開けて、窒息死させていた。なので、7歳の長男・利一はあなたがやれ! 青酸カリを少しずつ飲ませれば、衰弱して死ぬと伝え、青酸カリを渡す。

早速、宗吉は利一に青酸カリ入りたい焼きを食べさせるが、途中でまずいと食べるのを拒否、強引に食べさせるところを、野田刑事原田刑事に目撃され、止に入られる。利一は、たい焼きを川に捨てるも、腐っていたので食べなかったんだよな?と言う父・宗吉をかばい、うなずく。

ここあたりから、警察は、利一が危ないと思い、愛情がなくなったと言う菊代を訪ね、利一を引き取るように言う。下着姿(着物の下に着る服)で出て来た。そして店の常連客を部屋に連れ込んでいた。女刑事の野田は、激怒、着替えろと怒鳴りつける。(これは、女として、母親として責任がない面に激怒したのであろう)

その後、警察は菊代を竹中印刷へと連れてくる。宗吉は、利一を連れに来たと思うが、利一は父さんが良いと、菊代に近寄らない。それをバカにする梅子。そして、梅子と菊代の喧嘩が勃発!警察が止めて落着する。怒りが収まらない梅子に対し、お前の顔は鬼だ!と言い放す宗吉。梅子は二階へと去ってしまう。

宗吉は、無理矢理にも利一を連れて行かせようとするが利一は行かない! 菊代は「(利一を)要らない!」と行って後とにする。(これでわかった気がする、菊代は子供がじゃまだったのだ、貧乏になった宗吉、誰が親だかかわからない子供達を預け、また金になる男を探したかったのである。そして、菊代はかなり、悪い女だったのだと。)

ある日、宗吉は利一を連れて伊豆の海へでかかる。海岸で、青酸カリ入りのモナカを食べさせるも、拒否される。無理やり食べさせるところを、犬の散歩中の老人に見られる。温泉旅館へ行く、そこで(温泉に入り、)食事をする。その後、もう一度、行き止まりの崖の場所で海を見に行く。そこで、疲れた利一は寝てしまう。ついに決断のときが来た(このシーンは冒頭でも出て来たシーン)。寝た利一を抱いた宗吉は、ついに、崖から利一を落とすのであった。

宗吉は家に戻る。目の周りが真っ赤であった。鬼のような顔である。

利一は、崖から落とされたものの、途中の木の枝に引っかかり、打撲ですんだ。保護された静岡県警伊豆警察署で目を覚ます。一緒にいたのは父親ではないと、父親をかばう。(ここが感動させるシーンである。)

数日後、宗吉・梅子夫婦が朝食時に、良子が戻ってきた。そして、静岡県警伊豆警察署の高橋刑事が、利一を連れてきた。そこで、利一は父親をかばい、一人で崖へ行ったと言う。警察は、警察へ同行される直前、梅子は青酸カリを飲み、すべてを告白して倒れる。そこで亡くなったようだ。

1年後、宗吉は懲役7年の服役となる。子供の利一と良子が、野田刑事と原田刑事に釣れられ面会に来る。あんな仕打ちをされた子供たちであるが、父へ手紙と絵を送ると笑顔で約束する。

それから5年後、宗吉は出所した。梅子と庄二が眠る墓をお参りする。お参り後、子供たちがくれた手紙を見る。良子が書いたと思われる家族3人の絵もあった。手紙の宛先を見ると、孤児院の住所がある。これからそこへ向うのか・・・ラストシーンである。

思ったこと

ことの始まりは、竹中宗吉が山田菊代を愛人にしたこと。
菊代が梅子に対して「私は一度も養ってくれと言っていない。宗吉が俺に任せろと言ったから」というシーンがある。
その後、菊代が巧みに金持ちの宗吉を誘い、”俺に任せろ、面倒を見る”と言わせた回想シーンがあった。これは、真面目な宗吉が騙された場面だ。子供は、正直、誰が宗吉の子供だか不明である。

可哀想なのは、妻の梅子である。鬼のようになったが、駆け落ちまでして一緒にやって来た夫・宗吉に裏切られ、そういう気持ちになるのもわかる。そして、最後は自◎してしまう。切ないぜ。

金持ちになり、愛人を作ることは、とても危険であるということですね。金がなく愛人を作る方が安全とは思えるが、はたして貧乏男に愛人は出来るのでしょうか?
この作品が12月24日に放送された意味は、愛人とクリスマスを過ごす殿方へ、警告メッセージだったのかもしれない。

スタッフ

原作 松本清張『傑作短編集5「張込み」』所収(新潮文庫)
チーフプロデューサー 五十嵐文郎(テレビ朝日)
ゼネラルプロデューサー 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー 藤本一彦(テレビ朝日),河瀬光(東映),中尾亜由子(東映)
脚本 竹山洋
監督 和泉聖治
音楽 吉川清之
制作 テレビ朝日,東映


過去の作品紹介

映画(1978年)版

タイトル 鬼畜
英語題名 The Demon
公開 1978年 映画 110分
監督・脚本 野村芳太郎・井手雅人
出演 竹下宗吉:緒形拳、お梅:岩下志麻、菊代:小川真由美 他

エピソード:野村芳太郎監督の当初主演に考えたのは渥美清さんであった。

テレビドラマ(2002年)版

タイトル 松本清張スペシャル 鬼畜
公開 2002年10月15日 火曜サスペンス劇場 (141分)
監督・脚本 田中登・佐伯俊道
出演 竹中保夫:ビートたけし、竹中春江:黒木瞳、昌代:室井滋 他

書籍紹介



作品の評価:


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