『ザ・フライ（The Fly）』は、1986年のアメリカ・SFホラー映画です。

物質転送実験の際、一匹のハエが紛れ込んだために起きる恐怖と悲劇を描いた作品。

『ザ・フライ』について

作品データ

地上波放送歴

トレーラー（予告動画）

ザ・フライのあらすじ

科学者で発明家のセス・ブランドル（ジェフ・ゴールドブラム）は、物質転送機「テレポッド」を開発中であった。隣り合う2つのポッドの片方に収めた物体を細胞レベルで分解し、もう片方へ送った後、元の状態に再構築するという内容である。無機物の転送実験には成功していたが、有機物では失敗が続いていた。

ある日、自分を取材した記者ヴェロニカ・クエイフ（ジーナ・デイヴィス）の助言を得たセスは、改良を重ね、遂に生物の転送に成功する。同時に、ヴェロニカとの恋も始まった。

しかし、ヴェロニカの元恋人ステイシス・ボランズ（ジョン・ゲッツ）との関係に嫉妬したセスは泥酔、その勢いで自らの身体を実験台とした転送を行ってしまったのだ。

転送直後は不具合はなく、むしろ転送前より強靭となったように見えた。その後セスの身体に数々の異変が発生する。調査の結果、実験時に彼の入った転送ポッドに1匹のハエがまぎれ込んでおり、再構築にあたって、遺伝子レベルでセスとハエが融合したことが判明する。

注目と見どころ＆エピソード

・セスは最後どうなるのか？
ハエ男の出来具合＆恐怖！

・1986年第59回アカデミー賞 メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞。
・1986年度第14回サターンホラー映画賞受賞。

主な登場人物

ザ・フライのネタバレ

セスは、異常な身体能力を得ると共に肉体は変貌し、日ごとに人間ではなくなっていく。ハエ人間となってしまったのだ。彼の身を案じるヴェロニカだが自身の妊娠が発覚、彼女の胎内に宿ったセスとの子供もハエの遺伝子を受け継いでいる可能性があると知る。

ヴェロニカはステイシスの助けを得て堕胎手術に臨むが、思考までハエと化しつつあるセスに妨害され、研究室へと連れ去られる。

セスは、ついに完全なハエ人間ブランドルフライとなった。完全な人間に戻ることを諦め、人間に近い生物になるべく「テレポッドを使ったヴェロニカ及び胎児との融合」を画策するが、ステイシスの妨害により失敗、ポッドの部品との異常な融合を果たす。

もはや動くことすらできないブランドルフライは、ヴェロニカへ彼自身を◎すよう頼まれる、そして、ヴェロニカは、これに応えるのであった。

スタッフ