『サンシャイン２０５７（Sunshine）』は、西暦2057年太陽の活動が衰え、滅亡の危機に瀕していた近未来の地球。存亡をかけ究極の任務に向かう宇宙船イカロス２号とクルーたちを描いたＳＦスリラー映画です。

『サンシャイン２０５７』について

作品データ

地上波放送歴

無料で視聴出来る可能性

2016年7月17日時点で、WEBサイト上で探して無料で視聴出来る可能性は ６６％ です。

トレーラー（予告動画）

あらすじ

西暦2057年の近未来、太陽の消滅により地球は氷河期となり、滅亡の危機にさらされていた。

人類最後の望みを託されたのは、宇宙船イカロス２号であった。搭乗したのは、日本人船長カネダ（真田広之）、物理学者のキャパ（キリアン・マーフィ）、精神科医のサール（クリフ・カーティス）、植物学者のコラゾン（ミシェール・ヨー）、エンジニアのメイス（クリス・エヴァンス）とトレイ（ベネディクト・ウォン）、パイロットのキャシー（ローズ・バーン）のエリート男女８人であった。

彼らは可能な限り太陽に接近し、太陽を再生させるという究極の任務に挑もうとしていた。

イカロス2号は、スイングバイ（天体の万有引力を利用して宇宙船の運動方向を変更する技術）のため水星に接近した際、7年前の2050年に原因不明のまま消息を絶ったイカロス1号からの救助信号を受け取る。

船内では、地球の存続のためそのまま太陽に向かうか、まずはイカロス1号の救助に向かうか、クルー達は激しく議論を交わす。結局、軌道を修正しイカロス1号へ向かうことにする。

しかし、その途中で軌道修正を担当したトレイが太陽光線を遮蔽するためのシールドの角度を修正し忘れていた。このミスにより、シールド表面のパネルを損傷してしまう。

トラブルは続く、そのパネル修理中に酸素や食物を生成する菜園に火災が発生、大部分の酸素と酸素製造能力を喪失してしまう。その際爆発の反動により船体が回転し、それを修正するためイカロス2号は自動制御に入る。

ミッション遂行のためにクルーたちはイカロスの判断を却下せず、修理作業のためぎりぎりまでシールド上を動くことができなかったカネダは強烈な太陽光線に焼かれて死んでしまう。

カネダとキャパの活躍によって船体の崩壊は免れたものの、イカロス2号は、核爆弾の投下まで船内の酸素を維持することのできなくなってしまった。

否が応でも、酸素の補給のためにもイカロス1号にアプローチするしかなくなってしまった。

7年の月日でボロボロとなっているイカロス1号に乗り込んだキャパ、メイス、サール、ハーヴェイの4人は水も酸素も植物も問題のない1号の船内を見て、何故彼らがミッションを放棄したのか 考え理解に苦しむ。

注目と見どころ＆エピソード

・宇宙船イカロス２号が想像を絶する異常事態に巻き込まれてゆく様
・真田広之さんのグローバルな演技
・最新のSFXを駆使してつくりあげた美麗な映像
・本編後半のイカロス1号のクルーの写真にサブリミナル効果が！？
・地球はどうなる？イカロス2号はどうなる？

主な登場人物

ネタバレ

イカロス1号の船長ピンバッカー（マーク・ストロング）が残した映像には爛れた皮膚で「神の意思だ」と語る彼自身の姿が記録され、メインフレームは人為的に破壊されており、物資はおろか核弾頭さえ再利用できない状況であった。

イカロス2号のクルーたちが、太陽観測室で太陽光線により灰となっていたイカロス1号のクルーたちを発見したそのとき、1号と2号を繋いでいたドックが外れてしまう。20m離れた2号まで戻るための宇宙服は1着しかない。

エアロックの扉を手動で開けるために1人が1号に残らなければならない状況の中、核爆弾を扱えるキャパが宇宙服を着ることになり、ハーヴェイとメイスは体中に断熱材を巻きつけ、キャパにしがみついて2号に戻ろうとする。

しかしハーヴェイは吹き飛ばされて凍死してしまう。手動で気密扉を開けるため1号に残ったサールは、2号が1号から離れていくのを見送り太陽観測室で1号のクルーと同じく太陽光線に身を晒し死を遂げる。

キャパとメイスは、無事船に戻ることが出来たが、残っていたコラゾンとキャシーとともに厳しい現実に直面する。船内には、カネダの死後、責任を感じて自◎未遂、サールによって投薬され1日のほとんどを眠って過ごしていたトレイを含めて5人となってしまった。

核爆弾の投下までは4人分の酸素しか残っていない。イカロス1号に乗り込んだ際に1号と2号を繋いでいたドックは人為的に破壊されており、アリバイのないトレイにその疑いがかかる。4人は苦渋の決断をし、メイスがトレイを◎害しにいくが、トレイはすでに自◎していた。

トレイの死によって、任務遂行までの酸素は確保された。19時間後の核爆弾投下に備え、キャパらはそれぞれの仕事に取りかかる。

しかし、イカロス2号のコンピューターは船内の酸素が足りないと告げた。なぜなら、存在しないはずの5人目のクルーが乗っていると答えたからだ！　誰なのだ！？

スタッフ