『キンキーブーツ（Kinky Boots）』は、2005年にイギリスとアメリカ合衆国の合作のハートフルコメディ映画。実在の紳士靴メーカー 「W.J. Brookes Ltd」 がモデルになっている。

『キンキーブーツ』について

作品データ

トレーラー（予告動画）

あらすじ

田舎町ノーサンプトンの伝統ある紳士靴メーカー「プライス社」の跡取り息子チャーリー・プライス（ジョエル・エドガートン）は、優柔不断、婚約者ニコラ（ジェミマ・ルーパー）のロンドン転勤を機に、田舎を飛び出して羽を伸ばそうと考えていた。

ところが、ロンドンに到着早々、父親の訃報が届く。チャーリーは、４代目社長としてあまりにも突然に工場を引き継ぐこととなった。

しかし、工場の実情は倒産寸前と判明、嫌々ながらも従業員の首切りを開始することを決意する。どうにか工場を救おうと悪戦苦闘するチャーリーは、やけ酒を食らった勢いで、酔っ払いのチンピラに絡まれている美女を助けようとするが、逆に美女に誤って叩きのめされてしまう。

目を覚ますと、チャーリーは、ドラッグクイーンのローラ（キウェテル・イジョフォー）の楽屋にいた。その楽屋楽屋には、女性用の靴、ハイヒールが並ぶ。ハイヒールが男性の重い大きな体を支えきれなく、すぐに壊れてしまうという悩みを、ローラは持っていた。

チャーリーは、ノーザンプトンに戻り、従業員の人員整理を開始する。クビにしようとした社員のローレン（サラ＝ジェーン・ポッツ）に「ニッチ市場を開拓しろ」と捨て台詞をはかれる。チャーリーはローレンを顧問として再雇用し、ローラのその悩みをヒントに、男性向けセクシーブーツの開発に着手し、そこにローレンの言うニッチ市場を見出すのであった。

最初のデザインは機能性を重視するあまりにオバサンくさいブーツに仕立ててしまい、ローラを怒らせてしまう。そこで、チャーリーとローレンは、ローラをコンサルタントとして迎える。

開発の道は険しく、男性従業員の多くはローラの登場と新商品製作を快く思わなかった。また、チャーリーと婚約者ニコラとの関係もぎくしゃくし始めて、工場を売ってしまえと責められる。

キンキーブーツ（＝危険でセクシーな女物の紳士靴）を作り上げたチャーリーは、ミラノの靴見本市に打って出る決意をすると事態は悪化。ローラと多くの従業員に重労働を強いたため、彼らは出て行ってしまうのであった。

ニコラは工場を売ることを主張、チャーリーは工場を維持し従業員を雇用し続けることを決心。この口論が、マイクを通じて工場全体に放送されてしまった。

偶然ではあるがチャーリーの考えを聞いたドン（ニック・フロスト）は、他の従業員たちを呼び戻し、新作ブーツを製造させる。そして、チャーリーとローレンがミラノに出発するのに間に合わせる。

チャーリーとローラは、仲が悪い状態のまま。新作ブーツは、モデルがいないままミラノに到着する。チャーリーは、従業員への感謝の最大限のしるしとローラへの謝罪の気持ちを併せ、チャーリー自らがモデルとしてステージに上がる。

慣れないハイヒールで滑って転ぶと、見ていられなくなり、ローラと仲間のドラック・クイーンたちが、ステージに登場してランウェイで見事なショーを行ない、事なきを得る。

ローラは自身のショーでノーザンプトンの「キンキーブーツ工場」の栄誉をたたえて歌う。メインの労働者たちがこのショーに招待され、チャーリーとローレンはカップルとなっていたとが公開される。

注目と見どころ＆エピソード

・チャーリーと周囲の人間たちとの、友情や愛情！

主な登場人物

スタッフ