映画『湯を沸かすほどの熱い愛』のあらすじ、ネタバレ、見逃し、放送データまとめです。

『湯を沸かすほどの熱い愛』(映画 2016年)

『湯を沸かすほどの熱い愛』について

死にゆく母と残される家族が紡ぎだす愛、普遍的なテーマから想像できない展開とラストシーン！

宮沢りえさん他、豪華キャストの心を沸かせたオリジナル脚本、監督を手がけたのは中野量太氏。

会う人すべてを包み込む優しさと強さを持ち、人間味溢れる普通の”お母ちゃん”双葉を演じたのは主演の宮沢りえさん。気弱で引きこもり寸前から、母の死に向かい合い逞しく成長していく娘には杉咲花さん。二人は第40回日本アカデミー賞　最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞をそれぞれ受賞しています。

作品データ

地上波放送歴

トレーラー（予告動画）

あらすじ

銭湯「幸の湯」を営む幸野家。しかし父・一浩（オダギリジョー）が一年前に何も告げずに家出し、銭湯は休業状態であった。

母・双葉（宮沢りえ）は持ち前の明るさと強さで、パートのパン屋店員をしながら、娘・安澄（杉咲花）を育てていた。

ある日、双葉は職場で倒れた。病院で検査を受けると、末期ガン「余命わずか」という宣告を受ける。

その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。
・いじめに悩み不登校寸前に陥った娘・安澄を立ち直らせ、級友たちに言うべきことを言えるようにさせること
・行方不明の夫・一浩を連れ戻し、銭湯を再度開店するとともに家庭を立て直すこと
・そして、娘・安澄をある人に会わせること

双葉は持ち前のタフさと深い愛情で次々と仕事をこなし、一浩とともに彼が愛人から押し付けられた連れ子の片瀬鮎子（伊東蒼）をも引き取って立派に家庭を立て直した。

双葉は、夫・一浩に留守番をさせて娘たちと旅に出る。双葉の狙いは、腹を痛めて得た娘ではない安澄を実母・酒巻君江（篠原ゆき子）に会わせることだった。

注目と見どころ＆エピソード

・双葉はどうなる？ラストシーンは？
・第40回モントリオール世界映画祭・Focus on World Cinema部門、第21回釜山国際映画祭・アジア映画の窓部門、第29回東京国際映画祭・Japan Now部門の正式出品作品。
・第40回日本アカデミー賞で6部門受賞、内2部門では最優秀賞、第41回報知映画賞で6部門受賞など数多く受賞した作品

主な登場人物

ネタバレ

道すがら出会ったヒッチハイク青年・向井拓海（松坂桃李）の生き方をも諭し、義務を果たそうとした双葉だったが、やがて力尽きて倒れる。

しかし、双葉の深い思いは家族たちを支えた。拓海、安澄の実母・君江、夫の調査に当たった子連れの探偵・滝本（駿河太郎）の心にも救済をもたらすのだった。

静かに眠りについた彼女に導かれるように、新たな繋がりを得て銭湯で行動しはじめる人々。彼らを見守る双葉の心が、煙となって店の煙突から立ち上った。

スタッフ