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『明日の約束』(火9ドラマ 2017年)全話(初回~最終回)のあらすじ&ネタバレ

ドラマ『明日の約束』1話2話あらすじ、ネタバレ、見逃し、作品データまとめ。フジテレビ・火9ドラマで2017年10月17日~12月19日まで放送。キャストは井上真央,及川光博,工藤阿須加,白洲迅,新川優愛,佐久間由衣,遠藤健慎,金子大地,渡邉剣,山口まゆ,井頭愛海,堀家一希,夏子,竹内愛紗,青山倫子,青柳翔,神尾佑,馬渕英里何,中林大樹,羽場裕一,手塚理美,仲間由紀恵 他。

作品の評価:

井上真央さん出演ドラマ『明日の約束』のあらすじ、ネタバレ、見逃し、作品データまとめです。

『明日の約束』(火9ドラマ 2017年)全話(初回~最終回)のあらすじ&ネタバレ

明日の約束(フジテレビ・火9ドラマ 2017年)

フジテレビ・火9ドラマで2017年10月17日(火)から放送されます。

「明日の約束」について

生徒の「この世で一番謎が残る死」の真相を追い、過干渉な母との関係を見つめ直すオリジナルのヒューマンミステリー

登場人物(レギュラー出演)

登場人物 キャスト
藍沢日向 29歳、椿が丘高校のスクールカウンセラー 井上真央
霧島直樹 43歳、椿が丘高校1年B組の担任、1年学年主任、数学教師 及川光博
本庄和彦 28歳、ブライダル会社勤務、日向の恋人 工藤阿須加
吉岡真紀子 39歳、圭吾の母親、毒親 仲間由紀恵
北見雄二郎 27歳、椿が丘高校2年A組の担任、日本史教師 白洲迅
大宮奈緒 25歳、椿が丘高校2年副担任、英語教師 新川優愛
白井香澄 19歳、フリーター、圭吾の幼馴染、椿が丘高校を中退し、スーパーでアルバイト 佐久間由衣
吉岡圭吾 16歳、バスケ部員、不登校の高校生、椿が丘高校1年B組、夏休みの部活の途中から不登校を続ける 遠藤健慎
17歳、2年A組、バスケ部員、圭吾が不登校時もLINEを交わし、圭吾から彼のせいで自◎するとメールを送られる 金子大地
沢井勝 16歳、1年B組、バスケ部員 渡邉剣
増田希美香 17歳、バスケ部マネージャー、椿が丘高校2年A組 山口まゆ
田所那美 16歳、1年B組学級委員長 井頭愛海
上野由依 16歳、1年B組の生徒 夏子
渡辺順也 16歳、1年B組の生徒 堀家一希
吉岡英美里 13歳、圭吾の妹 竹内愛紗
増田麗美 希美香の母、離婚後に次々と恋人をつくり男と遊んでいる 青山倫子
小嶋修平 33歳、週刊誌記者 青柳翔
辻哲哉 46歳、バスケ部顧問 神尾佑
宮崎麻子39歳、3年の学年主任、必要以上に動く日向を迷惑がる 馬渕英里何
柏木康介 35歳、2年の学年主任、必要以上に動く日向を迷惑がる 中林大樹
轟木博雄 55歳、椿が丘高校の校長 羽場裕一
藍沢尚子 55歳、日向の母親、毒親 手塚理美

スタッフ

プロデューサー 河西秀幸, 山崎淳子
演出 土方政人
脚本 古家和尚
音楽 眞鍋昭大
主題歌 東方神起「Reboot」(avex trax)
制作協力 共同テレビ
制作著作 関西テレビ

エピソード一覧

放送日 サブタイトル 視聴率
1 10月17日(水)21:00~22:14 生徒が謎残す死… 真相探るカウンセラーが想う、母との明日 8.2%
2 10月24日(水) 吉岡君を死なせたのは誰か… 牙をむく母 6.2%
3 10月31日(水) 新たな学校の疑惑…優しさで支配する母 5.4%
4 11月07日(水) 愛情という母の攻撃…悪者を裁くのは誰 5.8%
5 11月14日(水) 少年の不穏な過去に母の影…遂に核心へ 5.1%
6 11月21日(水) 疑惑の母に問う真実…結婚で変える未来 4.6%
7 11月28日(水) 悲しき復讐…本当の悪者は誰 歪んだ母子 4.3%
8 12月05日(水) 疑惑の母親に非難の声…届かない子の声 6.0%
9 12月12日(水) 暴いた黒教師の罪…問えない母親の罪 5.1%
10 12月19日(水) 最終回 ****

チェインストーリー

本編終了直後から◯.5話として配信され、全話を2017年12月26日までGYAO!で独占配信されています。

サブタイトル 登場人物
1.5 吉岡圭吾-最後の一日- 吉岡圭吾
2.5 田所那美-彼女の明日- 田所那美,吉岡圭吾
3.5 小嶋修平-ゲスの極み記者- 小嶋修平,後輩社員(山西竜矢)
4.5 三人-過ぎ去りし日々- 吉岡圭吾,長谷部大翔,沢井勝,増田希美香
5.5 居酒屋にて-現場教師たちの苦悩- 北見雄二郎,大宮奈緒,宮崎麻子,柏木康介
6.5 ある男性教師の受難 男性教師・霧島直樹(龍輝),女子生徒(杉本愛里),父親(鈴木隆仁),校長(白石タダシ)
7.5 私の声は届かない 吉岡英美里,中年男性(金剛地武志)
8.5 白井香澄-約束の夜- 吉岡圭吾,白井香澄
9.5 藍沢日向-記憶- 藍沢日向(吉澤梨里花),(栗本有規)

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あらすじ

第1話

生徒が謎残す死… 真相探るカウンセラーが想う、母との明日

藍沢日向(井上真央)は、親や教師とは違う立場から、悩みを抱える生徒の心のケアに力を尽くす、高校のスクールカウンセラーである。

付き合って3年になるブライダル会社勤務の恋人・本庄和彦(工藤阿須加)からは家にあいさつに行きたいと言われているが、実は、母の尚子(手塚理美)はいわゆる“毒親”で、日向は幼い頃から過干渉な尚子とのいびつな関係に悩んでいた。

ある日、不登校が続く1年生の吉岡圭吾(遠藤健慎)のことが気になる日向は、クラス担任の霧島直樹(及川光博)と家庭訪問をすることになる。

母・吉岡真紀子(仲間由紀恵)とともに2人を出迎えた圭吾は一見元気そうだったが、日向には自分たちの前で決して笑顔をくずさない圭吾の様子が気にかかる。

やがて真紀子は一枚の診断書を取り出し、イジメが原因で圭吾が“軽いうつ”を患っていると、イジメに気付かなかった学校側の対応を非難する。しかし日向は、原因は学校だけでなく、真紀子にもあるのではないかと疑う。

そんななか、2年生のバスケ部マネージャー・増田希美香(山口まゆ)が万引き騒ぎを起こした。

同居する母の増田麗美(青山倫子)は離婚後に次々と恋人をつくり、希美香の誕生日当日も男と遊んでいたため、その邪魔をしようとしたらしい。

希美香の寂しさに気付いた日向は、「思っていることを吐き出してみたら?」とアドバイスするが、その日の放課後、日向の元に「お母さん、殺しちゃった」と希美香から電話がかかってきた。

一方、圭吾のイジメについて早速、クラスメイトや所属するバスケ部の顧問に聞き取り調査を行っていた霧島。顧問は、部活内に問題はなかったと主張するが、それでも日向は部員に話を聞きたいと食い下がる。

そこへ真紀子から、圭吾が家出したと連絡が入る。

第2話

吉岡君を死なせたのは誰か… 牙をむく母

不登校が続いていた1年B組生の吉岡圭吾(遠藤健慎)が突然の死を遂げた。スクールカウンセラーの藍沢日向(井上真央)と担任の霧島直樹(及川光博)が、家庭訪問した矢先の出来事だった。学校は対応に追われ、うわさを聞きつけた生徒の間にも動揺が広がる。

一方、日向は「先生のこと、好きになりました」という圭吾の言葉の真意が分からない。そんななか、圭吾と同じクラスの田所那美(井頭愛海)から、圭吾がクラスでトラブルを抱えていたことを日向は教えられ、早速そのことを霧島に報告する。

しかし霧島は、クラスのアンケート調査で問題を告発する生徒がほかにいなかったことから、那美の告白を素直に受け入れようとしない。さらに圭吾の通夜では、不可解な死の原因が学校でのトラブルだと主張する遺族が学校関係者の弔問をかたくなに拒否する。

それでも何とか焼香をさせてほしいと頼む霧島に、圭吾の母・吉岡真紀子(仲間由紀恵)は・・・。

日向が帰宅すると、家には学校での一件を心配して訪ねてきた恋人・本庄和彦(工藤阿須加)の姿があった。

娘の恋人の存在を初めて知り、人柄も気に入った藍沢尚子(手塚理美)は終始上機嫌だったが、本庄が帰った途端に態度が豹変(ひょうへん)する。

第3話

新たな学校の疑惑…優しさで支配する母

スクールカウンセラーの藍沢日向(井上真央)は、ある日、不登校が続く1年生のバスケ部員でもある吉岡圭吾(遠藤健慎)から「好きになりました」と告白されるが、翌日、圭吾は遺書も残さず不可解な死を遂げてしまう。

息子の死は学校の責任だとする母・吉岡真紀子(仲間由紀恵)の主張に対し、校長の轟木博雄(羽場裕一)は記者会見を開いて対応は適切だったと説明する。

しかし、マスコミや世間の犯人探しは勢いを増し、学校は非難をあびる。

一方、日向は家でも過干渉の母・藍沢尚子(手塚理美)に悩まされていた。幼い頃から自分を縛りつけてきた母が、ついに恋人である本庄和彦(工藤阿須加)の存在を知ってしまったのだ。これから始まる母の新たな支配に、日向の心は重くなるばかりである。

そんななか、テレビで真紀子のインタビューが放送され、内部で圭吾に対するイジメや暴力があったのではないかと、バスケ部に疑惑の目が向けられる。

バスケ部顧問の辻哲哉(神尾佑)は報道の内容を否定するが、日向はバスケ部マネージャーの増田希美香(山口まゆ)の話から、圭吾と一部の部員の間で何かトラブルがあったのではないかと考え、担任の霧島直樹(及川光博)とともに、部員に聞き取り調査を行うことにする。

その日の放課後、本庄から「急用ができた」と約束をキャンセルされた日向は、帰り道で待っていた学校を中退してフリーターとなった白井香澄(佐久間由衣)にネットで拡散しているという書き込みを見せられる。

そこには、辻がかつて体罰で生徒に大ケガを負わせた、などと書かれていた。その頃、母の尚子は日向の恋人の本庄と接触しようとしていた。

第4話

愛情という母の攻撃…悪者を裁くのは誰

謎の死を遂げた吉岡圭吾(遠藤健慎)を溺愛する母の真紀子(仲間由紀恵)は学校でのトラブルが原因だと主張する。

それにより、マスコミや世間は圭吾の死をイジメによる自◎だと一方的に決めつけ、学校を糾弾する。スクールカウンセラーの藍沢日向(井上真央)は、そんな悪意に満ちた連日の報道に恐怖を覚え、恋人の本庄和彦(工藤阿須加)に救いを求める。

しかし、ひょんなことから本庄が隠れて日向の母である尚子(手塚理美)と会ったことを知ってしまい、ついに「あの人は最低の母親だから、もう会ってほしくない」と本音を吐露する。

幼い頃から母の言葉に支配され、尚子に縛られ生きてきたことを打ち明ける。するとそこへ、圭吾が所属していたバスケ部の顧問・(神尾佑)が、夜道で何者かに襲われたと担任の霧島(及川光博)から連絡が入る。

辻は過去に生徒に体罰を与えたことがあり、その影響で圭吾の一件も部内の暴力が原因ではないかと疑われ、その責任をとって辞表を提出したばかりだった。

はたして通り魔の仕業なのか、それとも何者かによる、体罰への報復なのか――謎が深まるなか、今度はバスケ部キャプテンの校内暴力と題した大翔(金子大地)の動画が流出してしまう。

そんななか、日向は尚子から、本庄と勝手に会ったことを謝罪される。2人のことが心配だったと必死で弁解する尚子だったが、日向は表情ひとつ変えない。すると突然、尚子は感情をむき出しにして怒り出し、心ない言葉で日向を責め立てる。

その頃、一向に謝罪する様子を見せない学校側に業を煮やした真紀子は、「鎌倉からイジメを根絶する会」に相談を持ちかけるなど、大きく動き出す。

第5話

少年の不穏な過去に母の影…遂に核心へ

1年生のバスケ部員・吉岡圭吾(遠藤健慎)の謎の死を、マスコミはイジメによる自殺だと報道し、バスケ部キャプテンの大翔(金子大地)は加害者として世間から誹謗(ひぼう)中傷されることに。

そんななか、圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)は弁護士を伴い学校へやって来て抗議する。さらに大翔の喫煙を暴露し、教師たちは強いリーダーシップでチームを率いていた大翔の裏の顔に、思わず絶句する。

喫煙の件で大翔本人に話を聞いた藍沢日向(井上真央)は、圭吾が「たばこのことをバラされたくなかったら自分をベンチ入りさせてほしい」と大翔を脅していたことを知る。

『僕は、先輩のせいで死にます』圭吾から最後に送られてきたメッセージに苦しむ大翔を何とか救いたい日向は、そもそも脅迫自体が圭吾の意思ではなかったのではないかと疑念を抱く。

そして、中学から同じバスケ部だった勝(渡邉剣)に話を聞くと、圭吾が中学のときにクラスで嫌われていた理由が明らかに。

その頃、日向の恋人・本庄和彦(工藤阿須加)は、結婚したい意向を実家の両親に伝える。対する日向の脳裏には、母・尚子(手塚理美)の怒鳴る姿が浮かぶ…。

一方、真紀子は弁護士の力を借りて記者会見を開いて問題を世間に訴えることを決め、事態は収まるどころか、さらなる波紋を呼びそうで…。そして学校では、大翔の暴行疑惑を伝える動画を流出させた犯人探しが始まり、混乱が広がる。

第6話

疑惑の母に問う真実…結婚で変える未来

1年生のバスケ部員・吉岡圭吾(遠藤健慎)が不登校の末に謎の死を遂げた。日向(井上真央)がスクールカウンセラーを務める椿が丘高校は、イジメによる自殺だと連日マスコミから激しいバッシングを浴び、さらに圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)がバスケ部内の暴力を告発したことで、騒ぎは日に日に大きくなっていく。

そんななか、亡くなった圭吾がたばこを吸っていた先輩部員の大翔(金子大地)を脅迫していたことを知った日向。温和な性格の圭吾がなぜ――日向は脅迫が本人の意思ではなく、真紀子の指示だったのではないかと疑うが、圭吾の担任の霧島(及川光博)は、事態を穏便に収めるため、憶測で騒ぎ立てないよう日向にくぎを刺す。

ところがその矢先、真紀子が「一度、2人きりで話がしたかった」と、突然日向の前に現れる。真紀子は、不登校を理由にたびたび圭吾に接触していた日向にも死の原因があると怒りを露わにし、訴訟の準備を進めていると告げるのだった。

その頃、学校では大翔が何者かに襲われ重傷を負っていた。バスケ部顧問の辻(神尾佑)に続き、またも起きた悲劇――。変わり果てた大翔を最初に発見した希美香(山口まゆ)は、現場から逃げていく犯人らしき人物を見たと話し、その証言を聞いた日向の脳裏には、ある人物の顔が浮かぶ。

一方、日向は恋人・本庄(工藤阿須加)から、プロポーズを受けたものの、そこで脳裏をよぎったのは母・尚子(手塚理美)の表情。間もなくして、日向は意を決して尚子に結婚話を告げることに…。ここから娘と母との関係に変化の兆しが見えてくる。

第7話

悲しき復讐…本当の悪者は誰 歪んだ母子

不登校が続いていた1年生のバスケ部員・圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げた。以来、学校とバスケ部にはイジメによる自殺ではないかと非難の声が殺到。圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)も敵意をあらわにし、学校や担任教師の霧島(及川光博)、スクールカウンセラーの日向(井上真央)相手に訴訟を起こすと宣戦布告する。

そんななか、バスケ部顧問の辻(神尾佑)とキャプテンの大翔(金子大地)が立て続けに襲われた。犯人らしき人物を見たという話を生徒から聞いた日向は、犯人が圭吾の幼なじみで、2年前に学校を辞めた香澄(佐久間由衣)だと気付く。実は退学後、香澄は自分をいじめた人間に復讐をしようと考えていたが、計画を知った圭吾が代わりに実行してくれたのだという。だから今度は、自分が圭吾に代わって復讐を――。日向は罪を認めた香澄を説得するが、香澄は「まだやることがある」と言い残して行方をくらませてしまう。

数日後、香澄のことを知った記者の小嶋(青柳翔)が日向の前に姿を現す。小嶋は、香澄が最後に真紀子を狙うのではないかとにらんでいた。それもそのはず、ネット上には真紀子が毒親であることや、そのせいで圭吾が自殺したと悪評の数々が書き込まれていたのだ。当然、それらの中傷は本人の目にもとまり、怒りを覚えた真紀子は早速弁護士に相談する。

一方、結婚のあいさつをするため本庄(工藤阿須加)の実家を訪ねた日向は、そこで初めて本庄に兄がいて、11年前に事故で亡くなったことを知る。さらに、結婚を機に毒親である母・尚子(手塚理美)と自分の関係をなんとか修復させようと意気込む本庄に、うまく本心を伝えられない日向。家では、尚子が何度か会ううちに本庄のアラが見えてきたと言い出し、「ああいうタイプには気をつけた方がいい」と苦言を呈して…。

第8話

疑惑の母親に非難の声…届かない子の声

1年生のバスケ部員・圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げた。世間が部内のいじめによる自◎だと騒ぎ立てる中、まるで圭吾の復讐をするかのように、バスケ部の関係者が何者かに襲われる。

圭吾はかつて、幼なじみの香澄(佐久間由衣)をいじめていた人間を仕返しのために襲っていて、バスケ部への襲撃事件は、恩を感じていた香澄による復讐だった。その香澄はさらに1人の襲撃を予告して姿をくらませた。

本庄(工藤阿須加)と婚約した日向(井上真央)は、両家の顔合わせに向かう途中、圭吾の妹・英美里(竹内愛紗)が援助◯際をしている現場に遭遇する。

その結果、顔合わせに間に合わず、尚子(手塚理美)から「恥をかかされた」と物凄い剣幕で怒鳴られる。さらに、そんな母親の愚痴をもらす日向に本庄の態度が豹変する。怒りをあらわにし、「親を悪く言うな」と日向に手をあげる。

逃げるように本庄の元を去った日向は、家にも帰れず、偶然通りかかった霧島(及川光博)と学校へ。するとそこへ、警察に追われている香澄から「学校にいる」と連絡が入る。

2人は慌てて辺りを探し回るが、香澄の姿はどこにも見当たらない。その隙に、香澄は霧島の鞄からあるものを盗み出していた。

翌日、恋人からの暴力にショックを引きずる日向の自宅を、本庄が訪ねて来て、尚子にもその事実が知られることに…。

同じ頃、ジャーナリストの小嶋(青柳翔)の元には「吉岡圭吾が死んだ理由、教えます」と電話がかかってきて……。

一方、日向は、圭吾が自分と同じく、親の支配下で息苦しさを感じながら生きていたのではないかと考えていた。実際、ネット上では真紀子(仲間由紀恵)の“毒親”ぶりが次々に明かされ、誹謗中傷の的に。世論も一転し、真紀子が糾弾されていく…。

第9話

暴いた黒教師の罪…問えない母親の罪

高校1年生のバスケ部員・圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げた。自◎の原因とうわさされたバスケ部の関係者が立て続けに襲われ、犯人は圭吾の幼なじみの香澄(佐久間由衣)だと分かる。

圭吾を死に追いやった人物への復讐(ふくしゅう)のためだった。香澄が「あと一人…」と言う。そのターゲットは圭吾の担任教師・霧島(及川光博)である。

香澄は霧島を陥れるべく、ノートPCを盗み出し、日向(井上真央)に託す。中身を見た日向は、霧島が圭吾の死に大きく関わっていることを知り愕然とする。教師として、生徒を守るべき立場の霧島がとった驚きの行動について、その真意を問いただす。

一方で、恋人の本庄(工藤阿須加)から暴力を振るわれた日向は、そのせいで結婚に対して後ろ向きになる。

「あの人のようになることが怖い」長年、母・尚子(手塚理美)に支配されてきた日向は、まだ結婚して母親になる覚悟ができていないと分かったのだ。

尚子もまた、娘に暴力を振るった本庄を決して許そうとはせず、早速、日向に見合い話を持ってくる。しかし日向は、毅然(きぜん)とした態度で「私はお母さんの所有物じゃない」と自分の気持ちを伝え、本庄との今後についても、ある結論を出す。

吉岡家では、圭吾の妹の英美里(竹内愛紗)が、母・真紀子(仲間由紀恵)が息子の部屋を盗聴していた証拠をマスコミに流していた。

すぐさま、テレビやネットで真紀子の異様な行動が報じられ、一時は真紀子に同情的だったマスコミも、一転して真紀子を糾弾。圭吾を死に追いやったのは、精神的虐待を続けてきた毒親にほかならないと、非難する。

最愛の息子を失い、自らの愛情を否定され、そのうえ家族にも見放された真紀子は…。

最終回(第10話)

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学校でのいじめ、母・真紀子(仲間由紀恵)による精神的虐待……ちまたでさまざまな憶測が飛び交った、圭吾(遠藤健慎)の自◎。しかし結局、真相は誰にも分からず、クラスメイトや教師、残された家族は日常を取り戻せずにいた。

日向(井上真央)も、スクールカウンセラーとしてそんな人々の心をケアする一方で、死の前日に圭吾から告白されたことがずっと胸に引っ掛かっていた。

「あれは、彼なりのSOSだったのかもしれない。答えが違っていれば何かが変わっていたのかも」――圭吾を苦しみから救えなかったことを悔やんでいた日向だったが、前に進むためにも、自分にケジメをつけようと決める。

そして、圭吾がクラスで孤立する原因を作った霧島(及川光博)の行為を学校に報告し、さらにこれまで学校や日向を敵視し続けてきた真紀子にもすべてを話そうと自宅を訪ねる。

するとそこには亡き息子の気持ちが分からないと絶望する真紀子の姿があった。圭吾と真紀子に、自分と母・尚子(手塚理美)の関係を重ね合わせた日向は、自分も幼いころから親の愛情に苦しんできたと告白する。

そして、「高校生の時、母にいなくなってほしいと思った」と、尚子との関係を話し始める。はたして、長年にわたり“毒親”に支配されてきた日向の告白は、真紀子の心にどう届くのか?

さらに日向は学校で、「私がこの出来事の中で、いま一番許せないと思っている人がいます」と切り出し、ざわめきが生徒や教師たちの間に広がる。

そして尚子とのいびつな親子関係に対し、最後にある決断を下す。



作品の評価:


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