ドラマ「氷の轍」 直木賞作家 桜木紫乃原作 柴咲コウ,沢村一樹,嶋田久作 出演
「氷の轍」のあらずじ、ネタバレ、見逃しまとめです。 直木賞作家 桜木紫乃原作、ABC創立65周年記念スペシャルドラマ。 出生に秘密を抱える新人刑事・大門真由。北海道釧路でみつかった老人二人の変死体。真由は、先輩刑事・片桐周平と共に、釧路と札幌、青森にまたがる連続◎人の真相を追う!柴咲コウ,沢村一樹,嶋田久作,品川徹,根岸季衣,岸部一徳,塩見三省,余貴美子,宮本信子 他
スペシャルドラマ「氷の轍」は、 直木賞作家 桜木紫乃原作、ABC創立65周年記念スペシャルドラマです。
『スペシャルドラマ「氷の轍」 直木賞作家 桜木紫乃原作』について
出生に秘密を抱える新人刑事・大門真由。北海道釧路でみつかった老人二人の変死体。真由は、先輩刑事・片桐周平と共に、釧路と札幌、青森にまたがる連続◎人の真相を追う!
作品データ
タイトル | スペシャルドラマ「氷の轍」 直木賞作家 桜木紫乃原作 |
放送時間 | (126分) |
出演 | 柴咲コウ,沢村一樹,嶋田久作,品川徹,根岸季衣,岸部一徳,塩見三省,余貴美子,宮本信子 他 |
放送歴
年月日 | 放送局・番組 |
---|---|
2016年11月05日(土)21:00 ~ 23:06 | テレビ朝日(土曜ワイド劇場の時間帯) |
予告動画(トレーラー)
あらすじ
門真由(柴咲コウ)は北海道警釧路中央本部の新人刑事である。生面目で打ち解けない性格から、「剣道の防具をつけた女」と言われている。
真由に母親はなく、唯一の肉親である父親の史郎(塩見三省)は病に倒れ余命いくばくもない。今はただ床に伏しているだけの史郎もかつては有能な刑事。真由の教育係となった警部補の片桐周平(沢村一樹)は、新人のころに史郎から薫陶を受けた刑事の一人だ。真由の生い立ちの秘密も周平は承知していた。
二人は、釧路の雪原から冷凍状態で発見された身元不明の男の捜査を担当することになる。指紋から身元は札幌で前科のある加藤千吉(金子達)と判明する。また、解剖の結果、体内からはアルコールと睡眠薬が検出される。加藤の前科は30年前の管理〇春で、当時の捜査資料にはなんと史郎の署名があった。
史郎の記憶によれば、札幌オリンピック以前の加藤は人身売買仲介をしていたという。真由と片桐は事件性を視野に入れ捜査を進める。
その矢先、元タクシー運転手の滝川信夫(品川徹)が◎殺害されるという別の事件が発生する。加藤の件は所轄に引き継がれ、真由と片桐は滝川事件の捜査に駆り出されることになる。
滝川は加藤と同じく札幌から来ており、釧路ではレンタカーを借りていた。その車が釧路港の工場街で放置されたまま発見される。目の前には釧路で有名な実力者の女社長、米澤小百合(余 貴美子)が経営する『米澤水産』があった。
小百合への聞き込みでは何の収穫も得られなかったが、真由はそこで兵藤千恵子(宮本信子)が清掃員として働いている姿を見かける。真由と千恵子は冬のスケート場だけで顔を合わせる仲。互いに冬の友達と呼び合っていた。
真由はレンタカーの車内から、史郎が飲んでいるものと同じ強い痛み止めの薬を見つける。滝川の主治医によれば、同じく余命を宣告されていた滝川は、治療を拒み、痛み止めだけを飲んでいたらしい。また、札幌の滝川の自宅には大量の書籍が遺されていた。
史郎も同じく本好きで、真由は独り身だったという滝川の暮らしを想像しながら一冊の古書を手に取ってみる。それは北原白秋の詩集『白金之独楽』。栞代わりに領収書が挟まれたページを開くと、そこにはこんな詩が載っていた。
「二人デ居タレドマダ淋シ 一人ニナッタラホ淋シ、シンジツ二人ハ遣瀬無シ シンジツ一人ハ堪ヘガタシ」
また、詩集には『キャサリン様へ』という為書きが残されていた。領収書を頼りに古書店を訪ねると、詩集は若いころ滝川が購入したもので、好きな相手に送ったものがめぐりめぐって再び滝川の手に戻ったものだという。
本とは別に、滝川の自宅に山積にされていた大量のビデオは捜査資料として釧路に持ち帰ることとし、真由は札幌まで来た機会を生かそうと、加藤の妻、朱美(根岸季衣)が働いているスナックへと足を延ばす。そんななか、犯人を名乗る女性が思いがけず自首してくる。
注目と見どころ
・釧路の魅力
・1960年代の日本
主な登場人物
登場人物 | キャスト |
---|---|
大門真由釧路中央本部・刑事課強行犯係の新人刑事。 | 柴咲コウ |
片桐周平釧路中央本部・刑事課強行犯係所属の警部補。真由の教育係。 | 沢村一樹 |
秋野豊釧路中央本部・刑事課長。 | 嶋田久作 |
滝川信夫札幌の元タクシー運転手。「キャサリン様」と為書きされた北原白秋の詩集『白金之独楽』を所有。 | 品川徹 |
加藤千吉元人買い、冬の釧路湿原で冷凍状態の遺体で発見。 | 金子達 |
加藤朱美加藤千吉の妻。札幌の場末でスナック・アカシアを経営。 | 根岸季衣 |
中村釧路中央本部のベテラン検死官。 | 岸部一徳 |
大門史郎真由の父。元刑事。 | 塩見三省 |
米澤小百合米澤水産の社長。 | 余貴美子 |
兵藤千恵子米澤水産の清掃員。 | 宮本信子 |
楢橋青森にある八戸マノン劇場の社長。かつてはキャサリンがいたスト〇ッ〇小屋・八戸ロマン座で働いていた。 | 上田耕一 |
愛今にも崩れそうなスナック・愛の店のママ。元スト〇ッ〇ー。 | 緑魔子 |
キャサリン戦後、青森の八戸を中心にして活躍したスト〇ッ〇ー。 | 内田慈 |
米澤歩美29歳、米澤小百合の一人娘。 | 吉倉あおい |
ネタバレ
滝川信夫を刺したのは、米澤小百合だった。兵藤千恵子は、現場を目撃した。2人で遺体を海に捨てた。事件後に、米澤小百合が兵藤千恵子のアパートへ行き、黙っていてほしいと頼む。千恵子は、1000万円で罪をかぶると告げる。なぜなのか?この時点ではわからない。小百合の泣きぼくろが物語の重要なポイントとなる。
大門真由と片桐周平は、米澤小百合が犯人ではないかと推測していた。しかし、兵藤千恵子は、滝川信夫◎害の犯人として自首する。しかし、大門真由は、千恵子が嘘をついているとわかる。大門真由は、調査を進める。
兵藤千恵子(宮本信子)と米澤小百合(余貴美子)は、幼い時に離れ離れになった姉妹だった。そして、キャサリンの娘であった。小百合は、このことを知らない。
滝川信夫は、若き頃に八戸ロマン座で切符切りをしながら、キャサリンの娘たちを面倒見ていた。キャサリンが娘たちを売って、加藤千吉が連れて行った過去があった。
スタッフ
原作 | 桜木紫乃『氷の轍』(小学館刊) |
脚本 | 青木研次 |
監督 | 瀧本智行 |
制作 | ABC |
参考サイト:http://www.asahi.co.jp/koorinowadachi/
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